録音

PCで録音する方法1 接続篇

PCの後ろを見ると、実に様々な接続端子が並んでいる。 ExcelやWord、インターネットにメール、こういった用途ではほとんどの接続端子は未使用に終わる。
しかし、PCは道具として無限の可能性を秘めている。今回はPCによる録音についての機能を紹介してみよう。

back
録音で使うのは、LINE IN と、LINE OUT 、 Microphone(マイクロフォン) 端子の3つ。

Microphone (ピンク)

外部マイクを接続して、歌やナレーション、環境音などの録音に使う。

なお、家庭用ビデオカメラのオプションとして発売されているプラグインパワー方式(外部給電)のマイクはまずPCのMic端子では使えないと思った方がよい。使えるのはカラオケ用や打楽器集音用によく使われる電池不要で丈夫なダイナミックマイクか、高感度&高音質だが取扱いに慎重を要する電池内蔵型コンデンサマイクの2つである。

LINE IN (水色)

主にアナログ再生機の音声出力(LINE OUT)を入力する。

LINE OUT (黄緑)

ラインレベルの音声出力信号が出るので、パワードスピーカ(電源+アンプ内蔵型)のLINE IN 端子につないで録音状態を確認する。

ちなみに、オーディオ用プリメインアンプ&スピーカをPCの LINE OUT 端子につなぐと、あまりの高音質に自分のPCを見直すこと必至! 5.1chや8chサラウンドスピーカ用端子を備えたPCでは、高価なプレイヤーやサラウンドAVアンプを買わなくてもDVDやブルーレイのシステムがコンパクトに組める。このあたりの話題はまた別の機会に。

カセットなどのアナログ機器を音源としてPCに取り込む(録音する)には、プレイヤーのLINE OUT 端子(RCAピンx赤白2ch)と、PCのLINE IN 端子(ステレオミニ)を接続するのが、最も確実かつ高音質な方法。

■接続ケーブル/ステレオミニプラグ←→ピンプラグ(×2)

接続ケーブルは、100円ショップで売られている中共製には手を出さず、家電店で簡単に入手できるビクター、ソニー、オーディオテクニカの3社から選べば間違いはないが、芯線の銅の純度が高い【ビクター CN-30E】をおすすめする。

ビクター CN-30E 1.5m、LC-OFC、24金メッキ、コイルスプリング構造 最安価格 1,200円
SONY RK-G129CS 1.5m、OFC、無ハンダ接点接合、非磁性体24K金メッキ端子、メタルグリップ、防振構造 最安価格 1,230円
オーディオテクニカ AT561A/1.5 1.5m、OFC、金メッキ、チタンシース、メタルプラグ、2重シールド 最安価格 1,029円

小型携帯プレイヤー(ラジカセやウォークマン)などで LINE OUT  端子がない場合、「ヘッドフォン出力端子とPCの LINE IN 端子(ステレオミニ)を接続すればいいのでは?」という話を聞いたことがあるかもしれない。確かにメーカーの接続ケーブルのカタログにもそういう記述がある。

ヘッドフォン信号は、微少なLINE信号をわざわざアンプを通して増幅し、さらにヘッドフォン用に音質を最適化しているため、録音用にはまったくオススメできない「色のついた音声信号」である。
さらにヘッドフォン信号は音量ボリューム調整を経由して LINE IN 端子側に過大なパワーをかける恐れがあり、インピーダンスも整合しないため、音が歪むばかりか、機器を発熱・故障させる可能性がある。

厄介なのは、【ヘッドフォン出力 LINE OUT  端子】や、【マイク入力 LINE IN 端子】を持つ機器が少なからず存在すること。

このような機器であっても正しい知識を持って音声信号の切替を行なえば何の問題もないのだが、信号レベル自動切替式、手動スイッチ切替式、ソフトウエア設定式など機器によって変更方式もバラバラで、こうなると各機器のマニュアルと首っ引きで使えるかどうかを自分で確かめるしかない。

「LINE OUT 信号を減衰させてマイクロフォン端子に入力するための【抵抗入りケーブル】を使っては?」というもっともらしい意見もあるのだが、
【音源→アンプ増幅→イコライジング→ボリューム減衰→ケーブル抵抗→】
という課程で音質はシンプルな【LINE OUT → LINE IN 接続】に比べてかなり変化してしまう。

アナログ音源をできるだけ美しく保存したいと考えるのならば、素直に LINE OUT 端子のある再生機器を用意しよう。


金曜日, 7月 24th, 2009   録音 2件のコメント